「スマホで消したメールがPCに残ってる…」
「PCで既読にしたのに、スマホでは未読のまま…」
「フォルダの中身が端末ごとに違う…」
この症状、ほとんどの場合は IMAP/POPの設定か、同期(更新)の設定が原因です。
この記事では、初心者でも迷わないように「仕組み→再現条件→最短手順→つまずきポイント」の順に、直し方をまとめます。
用語ミニ解説(30秒で)
- IMAP:メールを“サーバーに置いたまま”使う方式。スマホとPCで同じ受信箱を共有しやすい。
- POP(POP3):メールを“端末にダウンロードして保存”する方式。端末ごとに状態がズレやすい。
- 同期:サーバー上の状態(既読/削除/フォルダ)を端末に反映すること。
再現条件(いつ・どこで・何をしたら起きる?)
次のどれかに当てはまれば、この記事の手順で改善できる可能性が高いです。
- スマホとPCで、既読/未読が一致しない
- 片方で削除したメールが、もう片方に残る
- フォルダ(ラベル)の中身が端末で違う
- 新着が来るタイミングが端末ごとに遅い
- 会社/プロバイダのメールを、複数端末で使っている
最短手順(迷わない7手順)
上から順に試してください。途中で直ったらそこで終了でOKです。
手順1:まず「同じメールアドレス」を見ているか確認
意外と多いのがこれです。
- スマホ:別アカウントを見ている
- PC:転送先を見ている
👉 受信箱の表示名だけでなく、設定画面でメールアドレスを確認します。
手順2:スマホ側の「更新/同期」設定を確認
スマホは省電力の影響で同期が止まることがあります。
- バックグラウンド更新(iPhone)
- バッテリー最適化(Android)
- メールの取得方法(手動/プッシュ/フェッチ)
👉 まずは 手動更新(更新ボタン) を押して反映するかチェック。
手順3:PC側で「送受信/更新」を手動で実行
PCメールソフト(Outlookなど)を使っている場合、更新間隔が長いことがあります。
- 「送受信」ボタンを押す
- オフラインモードになっていないか確認
👉 手動更新で揃うなら、更新間隔の問題が濃厚です。
手順4:IMAPかPOPかを確認する(最重要)
ここがズレの本命です。
- IMAPなら:基本、状態(既読/削除/フォルダ)が揃いやすい
- POPなら:端末に保存するので、端末ごとに状態がズレやすい
👉 まずは設定画面で「受信サーバーの種類」が IMAP/POPどちらか確認します。
手順5:POPだった場合は「IMAPに切り替え」を検討
複数端末で同じ受信箱を使いたいなら、基本はIMAPが向いています。
ただし注意点があります:
- POPで既に端末に保存しているメールは、IMAPに切り替えても自動で統合されないことがある
- サービス(プロバイダ/会社)によってはIMAPが使えないこともある
👉 まずは「そのメールサービスがIMAPに対応しているか」を確認します。
手順6:IMAPでもズレる場合は「削除・既読の動作設定」を確認
IMAPでも、設定によってズレることがあります。
よくある例:
- 削除が「アーカイブ」扱いになっている
- 「サーバーから削除」設定が端末で違う
- 迷惑メール/ゴミ箱の同期対象が外れている
👉 端末ごとの「削除時の動作」「同期するフォルダ」を見直します。
手順7:最終手段:いったんアカウントを削除→再追加
設定の不整合が起きている場合、再追加が最速で直ることもあります。
- スマホ:メールアカウント削除→再追加
- PC:アカウント設定の再作成(必要なら)
👉 再追加前に パスワード/サーバー情報(IMAP/SMTP) を控えておくのが安全です。
分岐(詰まる点)を3つ
分岐1:POPしか使えない(会社・プロバイダの制約)
→ その場合は「ズレない運用」に寄せます
- 既読管理は“主端末だけ”で行う
- 片方は閲覧専用にする
- 転送+Webメール併用にする
分岐2:IMAPなのに削除/既読がズレる
→ 「削除時の動作」「同期対象フォルダ」「更新間隔」を疑うのが近道です。
分岐3:新着だけ遅い(届くけど遅い)
→ スマホの省電力・バックグラウンド制限が原因のことが多いです。
まとめチェックリスト(やり残しゼロ)
- [ ] 同じメールアドレスを見ている
- [ ] スマホで手動更新すると反映する
- [ ] PCで送受信(更新)すると反映する
- [ ] IMAP/POPどちらか確認した
- [ ] POPならIMAP切り替えを検討した
- [ ] IMAPの削除/同期設定を確認した
- [ ] 直らなければ削除→再追加を試す準備ができている
次に読む2本(セットで理解が完成)
- IMAPとPOPの違い(初心者向けに最短理解)
- メールが届かないときのチェックリスト(初心者向け)
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